水虫の種類と症状

水虫の種類と症状 趾間型

水虫といえば、大抵は足にできるものと思われがちなのですが、実は足だけではなくて体のどの部位にもできる可能性があるのです。

ひとくちに水虫といっても、さまざまな種類があります。

趾間型

足の指と指のあいだのことを「趾間」といいますが、この趾間にできる水虫のことを「趾間型水虫」といいます。

水虫にもっとも多いのがこのタイプで、患者数も最も多いといわれています。

足の指と指のあいだはくっついていて隙間があまりなく風通しも悪いところから、この部分に水虫が発生することが多いのです。

最初は小さな水泡がいくつかでき、それが強いかゆみを伴ったり皮膚がじゅくじゅくしてきて白くふやけてきたりします。

ひどくなるとそこから皮がむけて赤くただれる場合もあり、そうなるとヒリヒリと痛むこともあります。

ただ、水虫でない細菌感染の場合でもこれと似たような症状になるものがあり、ぱっと見ただけでは水虫との区別がつきにくいので、素人判断は避けて一度皮膚科でしっかり診療してもらいましょう。

水虫の種類と症状 角質増殖型

角質増殖型の水虫は、足の裏やかかとにでき、皮膚が厚く硬くなってカサカサしているのが特徴です。

特にかかとあたりの角質が厚く硬くなって皮膚の表面がザラザラした感じになります。また白い粉がふいたようになり、皮膚が剥げてくるのが症状です。

ほかの水虫と違って水疱ができることもありませんし、かゆみも伴わないことから水虫と認識

されないことも多く、したがって長いこと放置されることが多い水虫です。

また、ふつう水虫は夏場、靴や靴下を長時間履くことで足が蒸れやすくなっている状態のときできやすく、冬場は比較的症状もおさまっていることが多いのですが、角質増殖型の水虫はそれとは逆で、冬に患部が裂けて症状が悪化する場合があります。

あまり一般的に多く見られるタイプの水虫ではありませんが、水虫とは思わずに放置しているために症状が進んでいる場合が多いのと、患部が硬くて厚いため塗り薬ではあまり効果がありません。

爪水虫と同じく、治療には抗真菌内服薬を使います。それでも、完治するまでにはかなりの期間を要し、ほぼ2〜3ヶ月はかかる場合が多いようです。

水虫の種類と症状 小水泡型

小水疱型水虫は、足の裏の土踏まずの部分や側面など、比較的皮膚に厚みのある部分にできやすい水虫です。

あせものような小さな水泡が数個でき、それが集まって1cmくらいの白いかたまりのような感じになります。

激しいかゆみを伴い、その部分を掻くとさらにかゆみが増します。水疱がつぶれると透明で少し粘り気のある液がなかから出てきます。

1週間くらいすると患部が乾燥して皮がボロボロとはげ落ちます。やがてかゆみもおさまってかさぶたになりますが、同じところにまた再発します。

乾燥してはげ落ちた皮から他の人に感染するケースもあります。

菌が高温多湿な環境を好むため、夏に多く発症します。特に靴下をずっと履いている、革靴を長時間履いているなど、足を風通しの悪い状態にしておくとできやすい水虫です。

ただ、このタイプの水虫は塗り薬がよく効きますので、患部にきちんと薬を塗っていれば比較的完治しやすいでしょう。

水虫の種類と症状 爪水虫

爪というのは固くて切っても痛みを感じませんが、皮膚の角質層と同じケラチンという成分でできています。

ですから、爪も水虫になるのです。

爪水虫は、「爪白癬」とよばれる菌が爪に感染してできる水虫で、日本人には意外に多く約1000万人以上の人が爪水虫であるともいわれています。

ふつうはいきなり爪水虫になることはなく、足の水虫が爪に感染して水虫になることが多いです。

爪水虫になると爪の形や色が変わります。爪の色は白っぽく濁り、爪が分厚くなって、爪きりなどで切るとボロボロと白く崩れて粉状になります。症状が足の爪全部に及ぶこともあり、特に女性の場合は夏場素足でいるのがはずかしくなりますよね。

マニキュアなども塗れません。

爪水虫は痛み・かゆみを伴わないのでつい放置しがちです。けれども自然に治癒することはありませんので、症状が進んで治りにくくなる前に皮膚科での診療をおすすめします。

他の水虫とは違い、長い年月をかけて進行してしまった爪水虫は、塗り薬ではほとんど効果がなく、治療はおもに内服薬(抗真菌薬)になります。

それでも、完治するまでには1年以上の根気を要する極めて治りにくい水虫なのです。

水虫の種類と症状 その他の白癬菌

水虫とは「白癬(ハクセン)菌」というカビの一種が原因で、この菌が足の皮膚の角質層にまで入り込み繁殖するためにおこるのです。

水虫の正式な名前は「足白癬」といいます。

水虫というとまずイメージするのがこの足白癬だと思いますが、実は白癬菌というのはなにも足だけに感染するわけではないのです。体のいろいろな部分に感染します。そして、感染した体の部位によって呼び方が変わってくるのです。

白癬菌が手に感染し、手にできた水虫を「手白癬」とよびます。

また、白癬菌が体に感染・繁殖したものを「体部白癬」といいます。通称「たむし」といわれるもので、中でも内股の付近近くにできたものを「いんきんたむし」といいます。

たむしは、発疹の周りの部分が盛り上がって輪のようになるのが特徴ですが、このような典型的な症状をみせない場合も多くあり、見分けるのが難しい場合もあります。

さらに、白癬菌が頭に感染したものを頭部白癬といい、一般的には「シラクモ」とよばれています。最近の日本ではほとんどなくなったといわれていますが、帽子やヘルメットをかぶることの多い人は頭部が蒸れやすく、白癬菌が感染・寄生しやすくなりますから注意しましょう。

 

また、人だけでなくペットなどにも寄生します。その場合、ハゲたように毛が抜けたりしますので気をつけてみてください。

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